財団法人南部振興会(知念清英会長)では、地域の発展に尽力された方々を称えるため、表彰を行なっていますが、平成6年度の被表彰者として、佐敷町から山城時正氏(地方自治部門)、平良亀順氏(地方自治部門)、知念慶得氏(社会福祉部門)の三氏が選ばれ、栄えある表彰を受けました。
山城時正氏は、昭和48年9月、佐敷町長に当選以来、5期20年にわたり町勢発展に尽力しました。在任中、新開公園の整備、冨祖崎公園や新開球場建設、老人福祉センターや文化センターの建設など、教育立化をはじめ、体育、福祉、産業経済の振興発展に多大な貢献をしました。
また、沖縄県町村会会長をはじめ幾多の要職を歴任。県下市町村の振興発展や課題解決のため、その豊富な行政経験と手腕を発揮した功績が高く評価されました。
平良亀順氏は、昭和18年3月佐敷村収入役に就任、五期勤めた後、昭和36年助役に就任、昭和40年8月退任するまで22年にわたり戦前戦後の混乱期に村政発展に尽力しました。また、佐敷村文化財保護委員を11年、佐敷村監査委員を2期勤め、佐敷村政に貢献した功績が高く評価されました。
知念慶得氏は、佐敷町議会議員として、議長の要職を歴任し多年にわたり議会活動をとおして町政の確立、地方自治の進展に尽力しました。また、町社会福祉協議会の会長として社会福祉向上に貢献した功績が称えられました。