歯磨きの習慣でむし歯防止 わが町の子どもの歯の健康
食生活が豊かになり、今、子供の歯が危ないと言われていますが、我が町においてもその傾向があります。
健康な歯をつくるには、子供によい食生活よい生活習慣を身につけさせることです。
さて、我が町の幼児のむし歯の現状はどうなっているのでしょうか。1歳6ヵ月児健康診査と3歳児健康診査の中で実施している歯科検診で、むし歯のある児の割合は図のようになっています。
この図からもわかるように、平成4年でみると1歳6ヵ月児においては、すでに10人中1人から2人が、3歳児においては、10人中6人がむし歯になっている現状です。
それから1人平均どれくらいのむし歯をもっているかというと、1歳6ヵ月児は0.4本、3歳児は3本となっており、なかには10本以上もむし歯のある児童もいました。
子供の乳歯は、発育期の成長にかかわるだけでなく、永久歯に影響し、一生の健康を左右します。「どうせ生え変わるのだから」と放っておかずに早めに治療しましょう。
心身の正常な発達を促すためには、むし歯にかからないことも大事なことです。むし歯を防ぐには、乳児期より、次のようなことに気をつけましょう。
歯の健康を守る9か条
1.カルシウムの多い牛乳、小魚、海草などを十分にとりましょう。
2.偏食によって栄養のバランスがくずれないように注意しましょう。
3.おやつには、キャラメル、チョコレートなど、砂糖を多く含む食品はひかえめに
しましょう。
4.チューインガムを常にかむような習慣はやめましょう。
5.おやつは、時間と量を決めて与え、食べたあとは歯をみがかせたり、ブクブクうがいをさせましょう。
6.寝る前の飲食はやめるようにしましょう。
7.寝る前の歯みがきを習慣づけましょう。
8.甘いものや歯につきやすい菓子を食べたあとは、すぐにうがいか歯みがきを
させましょう。
9.定期的に歯の検診を受けましょう。