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生まれた!!「むらおこし尚巴走塾」 設立総会で今後の方針など確立

知恵と力を出し合って活力と希望に満ちたふるさとをつくろう―。佐敷町の活性化を目指す「むらおこし尚巴志塾」の設立総会が、5月13日午後8時から佐敷町老人福祉センターで開かれました。
この日は、商工会青年部、青年農業会議所、町青年連合会、町婦人会、JA島尻東などから20人余が参加し、文化センターを中心にむらおこし、特産品づくりに力を尽くすことを誓い合いました。
初代塾長に選ばれた潮平隆さん(40)は、「佐敷町は地域的に恵まれていたせいか、自己主張する機会が少なく県内でも目立たなかった。自然環境や歴史遺産など地域の特性を掘り起こしてもっと積極的にPRする必要がある。幸い文化センターも完成し、いま佐敷は内外の注目を集めている。これを機に、特産品づくりや独自の祭りなどを行なって佐敷を売り出し、活力と希望にみちた町をつくりたい」と意欲を見せていました。
激励にかけつけた津波町長は、「どちらかといえば佐敷は、波風の立たない静かな町だった。皆さんの英知を結集して、活性化のさざ波を起こしていただきたい。待望の文化センターもできた。そこに多くの人が集まれば音楽、文化の振興だけでなく経済的な波及効果もある。さらに、知恵を出し合って明日を担う人材育成にも力を入れていこう」と、今後の活躍に期待を寄せていました。
スタートした「むらおこし尚巴志塾」は、今年度百万円の町補助金を受け、県内の先進地視察や学習会などを計画。5月22日には早速、シュガーホールで文化センター自主事業実行委員会との共催で永六輔講演会を行ない、好評を博しました。
尚巴志塾では、まちづくりに関心のある意欲的な塾生を募集しています。佐敷町を愛し、一緒になって活動してくれる人なら住所、性別は問いません。定員は概ね50人で、定員に達し次第締め切るとのこと。塾への加入申し込み、お問い合わせは、会計の上原真二さん(TEL947-1283佐敷町商工会)まで。
他の役・職員は次の通り(敬称略)。副会長・平田辰雄、嶺井利宣、事務局長・山城馨、監事・勢理客徳助、山城敏秀。

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大分類 テキスト
資料コード 008447
内容コード G000000650-0004
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第203号(1994年6月)
ページ 8
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1994/06/10
公開日 2023/12/05