ゴミの減量化、再資源化が各方面で叫けばれる中、本町でもゴミ問題への関心が高まって
います。
3月18日(金)午後二時、町老人福祉センターにおいてゴミ問題を考えるための講演会が町
主催で開かれました。
本町では、現在、家庭における生ゴミ処理器購入の補助等を実施しており、関心の高い講
演会となっていました。今回は、婦入会、保健推進員、母子保健推進員、民生児童委員など
の皆さんを対象にした講演会で、今後の取り組みにとって大いに力となり、また、ゴミ問題
を確実にとらえるものとなっていました。
講演は、「これからのゴミ問題を考える」と題し、座間味勝那覇市ごみ問題対策室係長が
当り、ゴミ問題の本質から現状までを詳細にわたり語っていました。なかでも、「ゴミは人
間のエゴである」というくだりでは、豊かさのとらえ方を考え直す時期にきていると強調、
物質文明のひずみを指摘していました。
メモを取るなど熱心に講演に聞き入る参加者は、座間味係長の訴える「ゴミをふやすために買い物しているようなもの」というところでは、いちいちうなずいていました。講演ではさらに、ムダをはぶくこと、リサイクルの視点を持った買い物、生ゴミを土にかえすことなどが語られ、参加者を納得させるものとなっていました。
本町では、生ゴミ処理器を活用し減量化に取り組んでいる方もおり、また、それによって生ずる事柄を今後に反映するモニター制度もあり、今回の講演会は大きな成果と、活動展開へ深い示唆を与えるものとなっていました。全町民対象の講演が望まれていました。