なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

楽我記帳

生活の中に親しめる書を
「書道は、読めて親しめるものでなければいけない。これからは、漢字かな文字の時代ですよ」と語る玉城賢二さん。
このほど行なわれた不二現代書展(主催・日本書道教育学会)に出品、見事読売テレビ賞を受賞した。作品は、「眼前に蒼空と紺碧の海」。沖縄の自然美をテーマにしたもので、二カ月かけて文章を考えたという。今回の受賞に「手ごたえはあった。審査自体は書の技術を見るものだが、入賞したことで沖縄をアピールできたのではないか」と話す。
十五歳の時に書を始めた玉城さん、一時は別の道を考えたこともあったというが、「文の中に内面の全てが表れる」ことに気づき、以来、書の道を歩むことになったと振り返る。
過去九回沖展入賞の実績も持つ玉城さんは「書は気分の高ぶりか大切。たくさん書いた中から、満足できる作品が一枚仕上がった時がうれしい」と笑顔をみせた。

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大分類 テキスト
資料コード 008447
内容コード G000000648-0013
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第201号(1994年4月)
ページ 12
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1994/04/10
公開日 2023/12/05