音を楽しもう―。2月22日夜、カノンの会主催のレクチャーコンサートが佐敷小学校音
楽室で開かれました。第1回目の今回は、声楽といわれる歌をテーマに中村透氏(琉大音楽
科教授)と玻名城律子氏(ソプラノ歌手)を招き、50人の参加者が音楽の楽しさにふれていま
した。
コンサートの前に、中村氏が本町の女性コーラス「ウイングス」の皆さんを直接、指導し
ました。
中村氏は「歌を歌う時は、情景を思いうかべて感情を表に出さなければならない。語意をイ
メージすることが大切。歌にはドラマがあり、それを感じることが出来るようになろう」と
語っていました。
コンサートは、中村氏のお話とピアノ、疲名城氏の独唱で進められました。中村氏は、「音
楽では"テンポ"が大事。同じ曲でもテンポが早いか、遅いかで全く感じ方が違う」と話し、実際ピアノで演奏していました。
中村氏のピアノ演奏と玻名城氏の澄みわたる歌声は、静まりかえった教室に響き渡り、その
美しいハーモニーに参加者は酔いしれていました。
「音楽を楽しむということがわかったような気がする」 「歌い手とともにその世界にひ
きずりこまれそうになった」 「心が豊かになった」と参加者は余韻さめやまぬといった感
じでした。
カノンの会では、今後もクラッシックやロック、琉球音楽のレクチやーコンサートを企画
しており、多くの参加を呼びかけています。