なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

がんじゅうサンどォ

音楽は何より楽しいです。
バイオリンおじいちゃんこと宮城源太郎さん(92)は、バイオリン歴79年だ。
「13歳の時からバイオリンを弾き始めたよ。昔は、モーアシビーというのがあってね、バイオリン弾いていたから、女の子からもてて困ったよ」と当時を振り返り大声で笑った。
現在、おじいちゃんか所有しているバイオリンは、23歳の頃、友人から5円で譲り受けたものというから、69年の歴史が刻まれている貴重なものだ。
おじいちゃんの好きな曲は、「花風」。お祝いの席には、ひっぱりだこだったという。1958年の守礼の門復元の際にも、手登根のエイサーとともに出演、バイオリンの美しい音色を響かせたと当時の写真を広げた。
とにかく音楽好きの源太郎おじいちゃん、三味線もプロで、民謡から古典まで何でも弾きこなす。現在、週3回デイケアに通っており、そこでも三味線の腕前を披露していると話す。
「楽天家でいることが長寿の秘けつ、気持ちは常に青春!!」
と笑うおじいちゃんの目標は、自らのカジマヤーにバイオリンを演奏することだそうだ。

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大分類 テキスト
資料コード 008446
内容コード G000000642-0011
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第199号(1994年2月)
ページ 7
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1994/02/10
公開日 2023/12/05