厳しさの中にも優しさを
「大人には大人のすばらしさがあり、子どもには子どもの良さがあるんです」と話す藤山敏明さん。
平成元年に和太鼓を通した町おこしと仲間づくリを目的に結成された「さしき尚巴志太鼓」のリーダーだ。結成当初は、仕方なくやっていた状況だと笑う。しかし、練習を重ねていくうちに太鼓の魅力に取りつかれ、現在では、12人の小・中学生の指導に余念がない。
週2回、馬天小体育館には、太鼓の音がこだまする。
「繰り返しやリなさい。頭で覚ぼえるな、体で覚ぼえなさい」と口すっぱく指導する藤山さん、子ども達の成長を確認でさた時が1番うれしいと顔をほころばせた。
昨年は国際太鼓フェスティバルに、今年は首里城の迎春の宴に出演と、子ども達の着実な成長に手ごたえをつかんだようだ。
今年は、結成5周年を迎える。
その記念に、佐敷町文化センターでチャリティーコンサートを開きたいと声を弾ませた。