保証人と連帯保証人はちがうのか同じなのか―
AさんがOX社から200万円の借金をしました。BさんはAさんから頼まれてOX社と「保証契約」をすると保証人としての責任、また「連帯保証契約」をすると連帯保証人としての責任を負うことになります。
この両者の違いは、OX社からみると、保証契約の場合は、Aさんから借金を支払ってもらえそうにないときに、はじめてBさんに請求して支払ってもらうことができるのに対し、連帯保証契約の場合は、AさんでもBさんでも、あるいはBさんだけに請求して支払ってもらうこともできます。一方、BさんはOX社に支払ったAさんの借金分を、Aさんから支払ってもらうことができることにおいて、保証契約も連帯保証契約も同じです。
保証人・連帯保証人になる前に―
断りきれずに保証人や連帯保証人になったところ、本人が多重債務などで支払うことができなくなったために、クレジット会社やサラ金業者から支払えと請求されたという事例が多発しています。あとになって、こんなはずでなかったと後悔することのないようよく考えてから保証人になりましょう。