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町議会臨時会開会 助役に與那嶺紘也氏、収入役に勢理客德助氏  津波町政新体制が確立

10月26日午後3時より、第104回佐敷町議会臨時会が開かれました。今臨時会では、11目1日で任期満了となる助役、収入役の後任の選任に関しての審議が行なわれました。
津波元德町長は、助役に開発室長の與那嶺紘也(49)氏を、収入役に農業委員会事務局長の勢理客德助(58)氏を選任し、議会の同意を求めました。これを受け、議会では慎重に審議を行ないました。
その結果、助役、収入役それぞれ全会一致で同意されました。
與那嶺、勢理客の両氏は、11月2日付けで就任し、津波町長の両輪として今後4年間、町政を支えていくことになりました。
與那嶺助役は、昭和42年佐敷教育区教育委員会書記として採用され、これまで、住民課、建設課、企画室、総務課、開発室の各課長を歴任した行政マンです。
収入役の勢理客氏は、昭和49年佐敷村教育委員会社会教育主事としてスタート。以来、町老人福祉センター所長、町教育委員会教育課長、建設課長、町農業委員会事務局長を歴任されています。
選任をうけた両氏はそれぞれ行政、実務のベテランであり、町民に開かれた公平一公正の行政をめざし、夢と希望の持てる明るく任みよいまちづくりに取り組む津波町政の推進に大きな力となることでしよう。
就任にあたって両氏は、「責任の重大さを痛感しています。微力ながら、これまでの行政経験を生かし、町民福祉の向上を図り、新たなまちづくりに努力していきます」と抱負を語っていました。
今臨時会ではそのほか10月31日で任期満了となる町監査委員の選任も行なわれ、山城忠俊さん(63)が再任されました。
また、沖縄県立向陽高等学校の通学区制に対する意見書が全会一致で採択され、同日、沖縄県知事と沖縄県教育長あてに送付されました。

職員一体となったまちづくりを
與那嶺紘也助役
町民の皆様、この度、助役に選任された與那嶺紘也でございます。今後は、町長がめざすまちづくりを補佐し、行政の活性化を図ってまいりたいと考えております。まずは、職員の能力が十二分に発揮でき、全職員が一体となったまちづくりを進めるため、職員の意識の向上と職場環境の改善に努めたいと思います。更に、町民の期待に応えるべく、行政の円滑化を推進するとともに、福祉の向上、サービスに鋭意努力いたす所存であります。
今後ともご指導、ご助言をお願い致します。

財政の健全運営を心がけて
勢理客德助収入役
町民の皆様、この度、収入役の選任を受けた勢理客德助でございます。今、収入役という責任の重大さを痛感しているところであります。微力ではありますが、職員とのコミュニケーションを計りつつ、これまでの行政経験を生かし、適正かつ有効な予算の執行に誠心誠意努力してまいります。今後は、視野を広げ、津波町長、與那嶺助役とともに、新たなまちづくりにまい進していきたいと考えておりますので、町民皆様のご理解とご協力をお願い致します。

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大分類 テキスト
資料コード 008446
内容コード G000000639-0001
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第196号(1993年11月)
ページ 2
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1993/11/10
公開日 2023/11/30