育児休業取りました! ―今、仕事も育児も充実―
女子の職場進出、家族形態の変化、労働力不足基準等の中で、労働者がその能力と経験を生かしつつ、仕事と育児を両立して充実した生活を営むことができる働きやすい環境作りを進めることが重要な課題となっています。
このため、労働省においては、平成4年4月に施行された「育児休業等に関する法律」(以下「育児休業法」という。)に基づく育児休業制度等の定着を図るための施策を推進しているところでありますが、その一環として平成4年度から毎年10月を「仕事と育児を考える月間」と定め、育児休業法の労使及び関係者への定着並びに仕事と育児の両立について社会一般の理解を深めることを目的として啓発活動を実施しています。
特に、本年は育児休業法施行2年目を迎え、法の趣旨・内容の一層の浸透を図るとともに、育児休業制度を実効あるものとするには、労働者の育児休業に伴う職業能力の低下や職場への適応についての不安を解消し、円滑な職場復帰を図ることについて、労使の理解を促すこととしています。
また、退職して一定期間育児に専念した後、再就職を希望する者も増加しており、「女子再雇用制度」はもとの企業に復職できる有効な措置であることから、本月間において併せてその普及促進を図ることとします。皆様方のご理解とご協力をお願い致します。