お友達がいっぱいできました。
大正琴を習い始めて12年になる西田キクエさん。つい先日、85歳の誕生日を迎えた元気なおばあちゃんだ。
「1人暮らしを紛らわすために始めたんですよ」とほほえんだ。幸い、同じ部落に指導者がいて、週2回、先生について一生懸命練習したという。「1カ月で1曲マスターしたかねー。先生に合格といわれた時は、とてもうれしかったよ。習って良かったと思った」と笑顔をみせた。 数年前、ポランティアで目の不自由な方々を対象に指導した経験をもつおぱあちゃん、「皆上手にひけるものだから、驚きと感動の連続だった」と当時を振リ返った。
現在は、週2回、自宅で友達2人と練習に励む。「もう、年寄リだからね、復習しないと忘れるのが早いのよ」と笑うおばあちゃん、練習の合間に、昔話や世間話に花を咲かせるのも楽しみのひとつだ。
大正琴とゲートボールを通してお友達が増えたと喜ぶおばあちゃんは、「今では、1人暮らしの淋しさはありません」と元気な声で話した。