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町長に津波氏初当選 新体制スタートは9月17日

任期満了に伴う佐敷町長選挙は、8月22日に町老人福祉センターで投票が行なわれ、即日開票された結果、新人の津波元德氏が3417票を獲得、初当選を果たしました。今選挙には、津波氏と神谷正雄氏(新人)の2人が立候補していました。
今回の投票率は、86.42%で前回の89.81%に比較すると3.39%低くなっています。

佐敷町長当選証書付与式は8月24日午前10時、町役場会議室で行なわれ、初当選を果たした津波元德氏に山城孝正町選挙管理委員会委員長から当選証書が手渡されました。
付与式のあと山城選管委員長は「おめでとうございます。津波さんの若さと新鮮さ、30余年にわたる教育実践で得た人の和や、誠実さが評価され、また、選挙戦に掲げた政策が町民から支持されたものと思います。今後は、公約実現の為に16人の議員と100余人の職員の協力を得え、活力とやすらぎのある新しいまちづくりにご健闘されることを祈念申し上げます」とあいさつ。
引き続き、山城時正町長が「町長職は激務である。健康を大切にして、公約実現に取組み、すばらしい佐敷町にしていただきたい。今後は、側面から協力していきたい」と激励のことばを述べました。これにこたえて津波氏は「当選した今、責任の重大さを痛感しています。町民の期待に応えるべく基本政策、基本理念をしっかりおさえ、初心を忘れず、向こう4年間活力あるまちづくりに取組んでいきたいと思います。粉骨砕身力していきます」と決意と抱負を述べていました。
今回の町長選挙は、5期20年務めた山城町長の任期満了、勇退にともない実施されたもので、今後のまちづくりのあり方が問われるものとなっていました。マリンタウンプロジェクトの推進をはじめ、本町の将来を左右することにつながる事業の実施が多くの町民から望まれており、また、生活環境の整備など身近なまちづくりも求められています。
教育畑出身の津波氏には、さらに文化行政面における事業展開にも町民から大きな期待が寄せられています。
新体制による町政のスタートは9月17日からで、新たなまちづくりが始まります。

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大分類 テキスト
資料コード 008446
内容コード G000000637-0001
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第194号(1993年9月)
ページ 2-3
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1993/09/10
公開日 2023/11/30