福祉の輸を広げようと、今年も佐敷町福祉まつりが7月4日開かれる。お年寄りから子どもたちまで、障害を持つ人も持たない人も、多くの町民が参加してまつりは展開される。いまや、参加者のすそ野を広げるだけでなく、多くのボランティアを育てている。
福祉は、見て、聞いて、体験してみてはじめて、その意義や重さがわかるものである。学校教育の現場においても、近ごろはさまざまな福祉施設の訪問やボランティア活動などが取り入れられている。福祉業務を実体験してもらい、福祉をあらためて考えなおしてもらおうというのがねらいなのであろう。
今年の町福祉まつりは、「イチャリバチョーデー 深める友愛」をスローガンに行なわれることになっている。多くの町民がふれ合い、障害を持つ人たちと心を通じ、手を取り合うまつりにふさわしいスローガンだ。
町福祉まつりは、なによりも参加することに大きな意義がある。福祉を考える上で、多くの人々とのふれ合いは大切なことである。考えるだけでなく、肌で多くのことをつかむことができるのが、「福祉の広場に町福祉まつりである。
福祉関係のニュ一スなどにふれ「どうにかしたい」「なにかしたい」と思った方は多いはずである。そのような人には、ぜひとも町福祉まつりに参加してほしい。ふれ合いの中から、新たななにかが生まれてくるはずである。イチャリバチョーデーが生きてくる。 (町長)