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多大な功績を讃え乾杯  平成5年度町功労者表彰式典開催

町民の祝意と感謝に満ちて―。6月1日午後6時、平成5年度佐敷町功労者表彰式典が町老人福祉センターにおいて開かれました。この日は、町制施行の記念日でもあり、多くの町民が集い、各氏の功績を讃え、感謝の心を表明していました。
今回、町功労者として表彰されたのは、地方自治功労の奥間邑一氏、瀬底正二氏、渡名喜元勇氏、教育文化功労の宮城要三郎氏、城間實氏、社会福祉功労の花城トシエ氏の皆さんです。各氏ともそれぞれの分野で、町民の範ともなる働きを続けられ、多大な業績をのこされています。
式典では、山城町長が祝意と感謝の意をこめて、「皆さま方は町民の目標です。まちづくりに対する功献度は量り知れないものがあります。いしずえとなる働きに頭が下がる思いです」とあいさつ、山城町議会議長(代読)はじめ来賓の皆さんも、各氏のこれまでの労苦と功績を讃えるお祝いのことばを述べていました。
町功労者として表彰された6氏には、町長より代表して表彰状と記念品がそれぞれ手渡され、会場からも盛大な拍手がおくられていました。表彰が行なわれるたびの拍手は、本町の歩みを刻むようなひとときとなっていました。
地方自治功労賞を受けた奥間、瀬底、渡名喜の各氏は、町議会議員としての活動はじめ地域振興への功績が大きく評価されたものです。教育文化功労賞を受けた宮城、城間の両氏は、本町の教育界において着実な活動と後進の育成に多大な働きがあったことが高く評価されたものです。また、社会福祉功労賞の花城氏は、15年にわたる民生委員・児童委員の実績、町福祉ボランティアとしての諸活動が評価されたものです。
受賞者を代表して、宮城要三郎氏が謝辞を述べ、式典は閉じられました。
 式典後の祝賀会では、功労者の皆さんの業績を讃えるとともに、琉球俳壇賞の新田器一氏、沖縄タイムス大賞の照喜名朝福氏、南部振興会功労賞の玉木春雄氏の3氏の受賞報告も行なわれ、山城町長から記念品が手渡されていました。
玉城源喜町老連会長による乾杯の音頭で、祝賀会は最高調に達し、会場は熱気に満ちあふれていました。

地方自治功労
奥間邑一氏
佐敷町議会議員にあって、副議長の要職を歴任され、多年にわたり議会活動を通して町政の確立、町民福祉の向上に尽力されるとともに佐敷区長、社会福祉協議会理事等を務められるなど自治行政や地域発展の基盤づくりに貢献された功績。

地方自治功労
瀬底正二氏
佐敷町議会議員にあって、副議長をはじめ経済建設常任委員長及び監査委員の要職を歴任され、議会運営や町政の確立、町民福祉の向上に尽力するとともに町教育委員や各種委員等を努められるなど地方自治の進展に貢献した功績。

地方自治功労
渡名喜元勇氏
佐敷町議会議員にあって、監査委員や経済建設常任委員長の要職を歴任され、多年にわたり議会活動を通して地方自治の進展、町民福祉の向上に努めるとともに町の財務事務の管理を監査し効率的な財政運営の確立に尽力された功績。

教育文化功労
宮城要三郎氏
多年にわたり教職にあって、学校教育に尽力され、戦後間もなく地域において自宅を開放し、児童生徒の教育及び進路指導に努め、多くの優秀な人材を輩出するとともに、佐敷小学校の校長の要職を歴任され、本町教育の振興、充実化に貢献した功績。

教育文化功労
城間實氏
佐敷町教育委員会委員にあって、委員長の要職を歴任され、多年にわたり教育の向上と教育制度の拡充に尽力されるとともに教育施設の整備や教育環境の充実に努められ、本町の学校教育、社会教育の振興発展に尽力された功績。

社会福祉功労
花城トシエ氏
多年にわたり民生委員・児童委員として終始一貫社会奉仕の精神をもって保護指導に献身的に努力され、民生の安定と町民福祉の向上に尽力されるとともに町福祉ボランティア会長の要職を歴任され、組織運営の発展に貢献した功績。

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大分類 テキスト
資料コード 008446
内容コード G000000634-0001
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第191号(1993年6月)
ページ 2-3
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1993/06/10
公開日 2023/11/30