貧血とは、血液中の赤血球が不足している状態をいいます。けっして血液の量が少なくなっているわけではありません。貧血の診断は、一般には赤血球に含まれているヘモグロビンの量を基準にしています。
貧血による症状は、だるい、疲れやすい、動くのがおっくうという程度で、自覚症状のない人も多いようです。しかし、盆血の原因はさまざまで、感染による一時的なものから、たん白質や鉄、ビタミン類の不足によるもの、胃・十二指腸、痔からの出血によるものなどのほか、肝臓病、子宮筋腫、がんなどによる貧血もあります。ですから、たかが貧血といって軽くみないようにすることが大切です。