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舞台いっぱいの演技 佐小・馬小で学芸会

1月6日午後、佐敷・馬天両小学校体育館において学芸会が行なわれました。
両小学校の児童らは、日ごろの練習の成果を発揮、舞台いっぱいに歌やリズム、劇を繰り広げ、つめかけた父母から大きな拍手が送られていました。特に劇では、配役になりきって、喜怒哀楽を熱演、観客をひきつけていました。
「ひびく歌声、かがやく演技、おどれ大きく堂々と」のテーマのもとに行なわれた佐敷小学校では、6年生による劇「佐敷の風」で尚巴志太鼓、空手、舞踊を取り入れ郷土を舞台にした方言劇を演じ、注目を集めていました。また、4年生が演じた「お母さんの木」では、戦争のおそろしさや親子の愛情の深さを上手に表現、参加者の涙を誘っていました。
「4年生が演じるなんてすごいですね。感情のこもった演技におもわず涙がでました。二度と戦争をおこしてはならないとあらためて思いました。」と観衆の一人は感想を語っていました。
指導にあたった教諭は、「4年生には、ちょっと無理かなとも思いました。しかし、指導していくうちに子ども達もシナリオをうまく理解し、それぞれが配役をこなすようになりました。上出来です。この劇をきっかけに子ども達も戦争のおそろしさや反戦平和に対する理解が深まれば幸いです」と話していました。
両小学校とも児童・教師が一体となって取り組んだ学芸会は、観衆に深い感銘を与えていました。

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大分類 テキスト
資料コード 008445
内容コード G000000631-0010
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第188号(1993年3月)
ページ 4
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1993/03/10
公開日 2023/11/30