「自主性・奉仕性・地域性」をモットーに
「最近の暮らしは、裕福になりましたね」と語る神谷トミ子さん。
昨年まで18年間にわたる民生委員として地域福祉に携わり、全国民生委員協議会長賞を受賞した。
「私は、人の世話をするのが好きなんです。だから18年も続けきれたんです。この仕事は、教養よりも心が大切なんだと痛感しました」と話す神谷さんは、これまで保護関係や母子会、身障者関係の活動も含めた幅広い活動に奔走した。 「説得に時間を要したり、手続き等で誤解をまねくこともありました。でも、人のため、世のための精神で長らく見守ってきました」とこれまでを振り返った。
「私は、18年間で多くの人に出会えて幸せでしたし、色々と勉強させてもらいました」と話し、後輩に対しては、地域の老人福祉に積極的に取リ組み、温かく見守ってほしいとアドバイスを送った。
現在は、ヨガや琴を習うかたわら庭の花木の手入れを楽しんでいると笑顔をのぞかせた。