なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

名工の腕を存分に発揮 竹細工の勢理客さん、かご製作

竹細工の名工として名の知られている字新里の勢理客幸英さんがその腕を十二分にふるい、すばらしい作品をこのほど完成させました。作品とは、伊是名島の神事で使われる神職用のかごで、そのできばえは勢理客さんの名工ぶりを彷彿とさせるものです。
かごは、ほぼ竹で編まれたもので、一部杉材を使用した高さ約70cm、底の部分は64cmと77cmほどの長方形です。伊是名島の神職(ノロ)の家系の玉城家から、勢理客さんの腕を見込んで製作依頼されたものです。約80年ぶりの新調ということで、勢理客さんは博物館通いをしたり、資料の数々にあたり、また、使用できなくなったという旧かごをかたわらに製作したそうです。
3ヵ月間をかけた大仕事を終えた勢理客さんに、玉城家の関係者はその労をねぎらい、心からの感謝のことばを述べていました。

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大分類 テキスト
資料コード 008445
内容コード G000000628-0019
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第185号(1992年12月)
ページ 6
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1992/12/10
公開日 2023/11/30