佐敷にお住まいの苗代敏勝さんが平成4年度都市緑化コンクールにおいて入選を果たし、このほど表彰されました。
国道の裏側の静かな住宅街に位置し、生垣にヒメイタビをはわせ公道に面した花壇の様な植栽が道行く人々の目をなごませてくれることが好評を得たものです。
「まったくの素人で恥ずかしい限りです。役場からコンクールの話があったときには、正直いって半信半疑でした。親の代からのものですし、それをいかに守り、育てていくかと苦心していただけなんです。
苗代さんはあっさりと語るが、その手入れぶりはやはり並のものではないと感じさせます。町道に面した石垣の壁面緑化はいうまでもなく、庭の花木一本一本に至るまでの心配りはたいへんなものです。思わずスゴイという感じになります。東側に面したフクギは樹齢百有余年を越すもので、住宅新築の際もできる限り保護に努めたとのこと。その緑の鮮やかさは実にみごとです。「緑を愛する、草花を愛でる、ただそれだけです」と語る苗代さんは実に爽やかでした。