さる7月22日、「佐敷、ハワイ少年の翼」の結団式が実施された。家族や関係者が見守るなか、少年少女たち6人は特訓で鍛えた英語で自己紹介、決意表明を含めたスピーチを行なった。人前で話すことは、普通でもなかなか難しいことなのに、少年の翼の団員たちは憶せず、堂々と英語のスピーチをしていた。
このような少年少女たちの頑張っている姿にふれると、なぜか安心する。青少年の健全育成に関してはさまざまな人々が知恵を出し、汗を流しているところであり、多くの困難をかかえていることも事実であるが、その成果は着実に育っていると信じている。
夜間補導に力をつくされている地域の方々、父母、関係者の皆さんの姿を見ると頭の下がる思いがする。将来を担う子どもたちのために苦労なさっていることは、人材育成という面からひとつの強力なまちづくりといえる。その成果はいつかは大きく実るはずである。
今回の「少年の翼」は、ふるさと創生事業の一環として実施される。本町の次代を担う子どもたちに少しでも国際感覚をやしなってもらい、視野の広い人間として成長してもらうことを願っての「少年の翼」である。
他国の歴史や文化、さらに人びとと接し、今回の「佐敷・ハワイ少年の翼」の団員たちはひとまわり大きく成長するものと思う。彼等がその経験を生かして、まちづくりに参加してくれることを願っている。(町長)