1月22日 曇
町役場の老人対象の操体法講習会が新開公民館で、午後2時から開催された。妻とともに参加。男女15人の参加者。全員軽快な服装。
講師は、沖縄赤十字病院の前事務局長玉城玄瑞氏。ベレー帽にスポーツウェア、柔和な感じの方。会場の正面に、①ゆっくりと ②腹式呼吸で ③吐きながら ④楽に動いて ⑤ストン脱力-と墨書の貼り紙。雰囲気はいたって良好。
操体法は、体をうまく動かして歪みをなくすため、腹式呼吸やリラックスがポイントのようだ。ラジオ体操、ヨガ、太極拳とも若干異なり、老人には特に適当な運動だ。きょうは、操体の趣旨説明を受け、基本型の運動を教わる。毎週水曜日集合を申し合わせ、午後五時解散。
2月26日 快晴
午後2時前、公民館にはほとんどの人が集まり「健康管理について」のビデオを観ている。きょうは、腹式呼吸、膝かかえなど、みんな家で復習したとみえて上手だ。新しく、足踏み、トイレ操法に挑戦、腹ごなしに最適。トイレ操法では誰かがおならを一発放ち、大笑い。その音色は冴えて、美しく響いた。はじめこわばって、皆無ロだったのがすっかりほぐれて和気あいあい。ジョークが飛び交い、楽しい時を過ごした。
定年退職した後の自分の胸の中はいつも何か晴れない思いがつきまとっていた。堅物で通っていたせいか退職時は、いきなり断崖から突き落とされたような孤独感でいっぱいであった。きょうは、ガンジガラメから抜け出たようで、身も心も軽い。みんなの息づかいに接し、ふれ合いの大切さを感じた。
公民館のヘチマ棚すれすれに、夕陽を浴びた雀が盛んに群れ飛ぶ。
3月18日 雨
兄の見舞いの帰途、操体法の本を2冊買う。読み進むうち、健康を保つには、息、食、動、想のバランスが大切であると痛感する。
12月25日 快晴
講習会は本日で終了。操体法のおさらいの後、講師とともに記念撮影。
講習会についてのアンケートを提出。「悩んでいた便秘症が解消。気力が出た。今後も操体法をつづけたい。当局や関係者のご配慮に感謝したい」。現代は、高齢化社会の中で核家族化が進み、ストレスもつのるばかり。私は、「平和で健康的な安らぎのある余生を送りたい」とつけ加えた。
【国保担当係より】
これからも健康づくり事業の1つとして、操体教室を開催していきたいと思います。町民の皆さんの積極的な参加をお待ちしています。