佐敷町全町植物園化推進協議会(金城清会長)では、6月6日午後、町内自然観察を行ないました。
これは、町内の地形や地質、生息する樹木や草花、動物たちなどの自然を観察することによって、佐敷町の地域特性を再認識するとともに、全町植物園化計画づくりの参考にしようと実施されたもの。 この日は、専門委員ら10人が参加、小谷の森林植生や屋敷林、台上のフナクブの洞穴、手登根の造林地、冨祖崎のハマジンチョウ群落、兼久の築島等を見て回り、コンパクトで多様性に富む佐敷町の自然に目を見張っていました。中でも、荘厳なフナクブの洞穴には心を奪われた様子で、町の自然史学習の拠点、貴重な歴史・民俗遺跡として活用できる、と讃えていました。
「佐敷町の自然の資産を生かし、親子孫の三世代が気軽に学べる場所を創ろう」 「海岸にマングローブ林をつくり魚殻類の一大生産地、観光地にしよう」など、委員の間からは活発な意見が続出。花と緑の潤いある佐敷町を実現するためには、町民の関心を高め、その理解と協力を得ることが課題、ということが強調されていました。