歴史を感じ、伝統にふれて―。佐敷小学校の創立110周年記念式典が6月25日、同校体育館で開かれました。午前の部は在校生対象の式典が行なわれ、津波松夫前校長作詞の「私の佐敷小学校」が披露されるなど、この日にふさわしいセレモニーが展開されていました。
午後3時からの記念式典では、平良永信校長が式辞を述べ、110周年の節目を新たなスタートとしてとらえることを強調、引き続き山城町長(金城助役代読)、宮城町教育長が同校の更なる発展を祈る祝辞を述べていました。これらを受け、在校生を代表して6年生の仲里香さんがあいさつし、佐敷小の伝統を守り将来の夢に向かって歩みますと決意を表明していました。
続いて、同校の今日までの功労者15人に感謝状と記念品が贈られ、その功績が讃えられました。また、太平洋戦争時、学童集団疎開の引率教員として、事故もなく児童の指導をはたされた當山昌栄氏(代理)に感謝状、記念品が贈られ、同校の歴史をふりかえるにふさわしい」幕となっていました。
同校では、110周年を記念して「希望の広場」 「歴史の部屋」などが整備され、伝統校にふさわしいものとなっています。この日は式典、祝賀会を終えた父母、町民の皆さんが「広場」で記念撮影をしたり、「部屋」を熱心に見学していました。