漁業の振興と後継者の育成をめざして―。5月27日午後、平成4年度佐敷中城漁業協同組合通常総会が、津波古公民館で開かれました。平成3年度事業報告、中城湾港MTP事業(西原・与那原地区)の埋立実施に対する漁業補償交渉員の選出などを含む6つの議案が審議され、いずれも承認されていました。
新年度の事業計画では、沿岸漁場整備開発事業等の推進、事業体制の整備と拡大、漁場の開発利用と栽培及び養殖漁業の推進、生産増強と流通体制の整備、後継者育成と技術の開発、土壌汚染防止対策の強化、放流漁業の実施などがあげられていました。マダイの試験養殖の成果なども踏まえ、新方向の漁業振興策が打ち出された総会となり、今後の発展が期待されるものとなっていました。