生き生きとし、活力あふれる地域社会は、何よりもそこに住む人たちの活動いかんにかかっている。多くの住民が参加し、ふれ合い、そして地域づくりについて語り合い、行動に移していくことが、地域活性化の基本といえる。
その意味で、その拠点ともなる小谷農業構造改善センターの落成、さらに、津波古第2番目の馬天児童公園の完成は、大きな意義があると考える。地域住民が集い、ふれ合える場の誕生は、地域を活性化させ、ひいてはまちづくりのエネルギーとなっていくのではなかろうか。
小谷の農改センターは、農業の振興のための活用はもとより各種の集会、講習会、さらには数多くの伝統行事や会合に利用できる施設として整備されており、これまでの公民館とあわせ小谷の活性化の一大拠点ともいえる。各種の設備は、新しいまちづくりにふさわしいものとなっている。
馬天児童公園は、海をイメージさせるユニークな公園となっており、ゲートボールコートも一面整備されるなど、子どもからお年寄りまでが集い、楽しめるものとなっている。まさに、青空の下で三世代が交流できる場といえる。
両施設とも今日の完成まで、多くの町民の理解と協力がなされ、関係各位の努力があり、実を結んだものである。これらに応えるためにも、今後の活発な利活用がなければならない。ふれあいのある地域社会、活力ある集落創出のためにも。(助役)