なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

功績と栄誉を讃えて 叙勲・褒章・大臣賞祝賀会開催

6月1日午後6時半、町主催の叙勲・褒章・大臣賞・交通安全全国表影受賞祝賀会が、多くの町民参加のもと町老人福祉センターで開催されました。町民の誇りでもあり、その功績と栄誉を讃えようと、この日は大きな盛り上がりをみせていました。
今回、祝賀を受けたのは、六氏一団体で、次の皆さんです。
  
勲四等旭日小綬章・法務行政事務功労  中山重信氏
  勲四等瑞宝章・教育功労  山城亀延氏
  勲五等瑞宝章・沖縄開発行政事務功労  山城清勝氏
  勲七等青色桐葉章・竹細工技能功労  勢理客幸英氏
  藍綬褒章  吉野武雄氏
  厚生大臣賞  上間輝亮氏
  交通安全功労全国表彰  佐敷町交通安全母の会

祝賀会では、栄誉に浴した皆さんの日ごろの努力、研鑽が讃えられ、町民の誇りと喜びを祝う会話が飛びかっていました。主催者を代表して山城町長があいさつに立ち、「皆さんは町民の誇りであるばかりでなく、後進に対する励みであり、目標です。まちづくりの中で人材育成をうたっておりますが、皆さんは何ものにもかえがたい目標であります」と述べ、業績を讃えるとともに、今後の更なる活躍を祈っていました。
記念品贈呈の後、山城亀延氏が決意を含めた謝辞を述べ、会は最高調に達しました。余興は津波ミヨ舞踊研究所の皆さんによって行なわれ、華を添えていました。

勲四等旭日小綬章:中山重信 氏
永きにわたり、入国管理局において出入国管理官として業務に携わられ、法務行政事務の向上、発展に尽くされた。出入国管理というわが国の第一線の窓ロにあって、持てる事務能力を如何なく発揮され、法務行政事務の改善はもとより、後進の指導にあたられ、出入国管理業務の向上に大きく寄与された功績。

勲四等瑞宝章:山城亀延 氏
教育者として、生徒の指導と学園づくりに専念され、永きにわたり県立知念高等学校に勤務し、進路指導主任、教務主任、教頭、校長として学校の牽引力となり活躍。特に進学指導に顕著なものがあり、契約学生、国費留学生はじめ学生を全国の有名国公立大学及び琉球大学に数多く送り出し、活力ある学園とされた功績。

勲五等瑞宝章:山城清勝 氏
多年にわたり、統計業務一筋に精励、新たな調査技術の確立と豊富なデータの整備に多大な実績を残され、特に、復帰後の統計調査と組織体制の基礎づくりに、その卓越した手腕と指導力を発揮するとともに、統計業務の充実発展と統計の利活用の普及推進を通じて、沖縄県の農林水産業の発展に大きく貢献された功績。

勲七等青色桐葉章:勢理客幸英 氏
郷土の伝統工芸、竹細工の発展・継承にかける意欲と活動は、各方面から高い評価を得ており、沖縄の伝統的な竹細工の技法を正しく継承し抜群の技能と独自の工夫により、手作りの良さ、竹の温もりを伝え、今も現役として作品を創出している。また、伝統技法の指導・助言にあたり教育文化の発展に貢献された功績。

厚生大臣賞:上間輝亮 氏
社会福祉主事として児童相談所一時保護所の児童指導員をはじめ児童福祉の分野に取り組まれ、さらに、日本社会事業学校に学び、以後、民間の障害児(者)福祉活動にも貢献、数多くの園施設創設に携わるとともに園長として活躍。障害児(者)の教育活動及び福祉の向上と施設従事職員の資質向上に寄与された功績。

藍綬褒章:吉野武雄氏
多年にわたり、沖縄県地方労働委員会使用者委員として、多くの調整事件、不当労働行為事件に関与し、紛争の予防、解決に当たるなど労使関係の安定、健全化に努められた。また、バス企業はじめ港湾事業関係の労働争議の解決に当るなど労使関係はもとより、県民生活の安定、県経済の振興に貢献された功績。

ダウンロード
大分類 テキスト
資料コード 008445
内容コード G000000622-0002
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第179号(1992年6月)
ページ 2-3
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1992/06/10
公開日 2023/11/29