沖縄県には、全県土の85パーセントの地域に、猛毒を有するハブ及びサキシマハブ (以下「ハブ」という) が生息し、毎年200人余の咬症被害者がでています。
1年のうちでも、3月から6月、及び9月から11月頃の時期がハブの活動に適し、加えてこの時期は、農作業や行楽、動植物の採集等で田畑や山野への出入りが多くハブ咬症被害も多く発生しております。ハブ咬症被害は、私たちの注意によって未然に防止することができます。
田畑や山野、草地への出入りや夜間に歩行する際には十分に注意するよう心がけましょう。
もし、ハブに咬まれた場合は、落ちついて対処し、
①激しい動きをしないで、身近の人に助けを求め、
②咬症部位を吸引し、
③軽くタオルで縛るなど、
の応急処置を施すとともに、早急に医療機関で治療を受けるようにしましょう。
今年も既にハブ咬症の発生が報告されています。今年もハブ咬症の増加が予想されることから、沖縄県では、平成4年5月から6月までの間、ハブ咬症注意報を発令し、広く県民の皆さんがハブ咬症防止に努めていただくよう呼びかけています。
▽ハブ咬症注意報発令期間
平成4年5月1日~6月30日