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町ぐるみの学力向上対策を 町学力向上対策実践報告会開催

町学力向上対策委員会は、2月15日午後2時、佐敷小学校体育館において、平成3年度学対研究実践報告会を開催しました。「町ぐるみで学力を高めるには、学校、家庭、地域はそれぞれどう活動すればよいか」をテーマに、過去1年間の研究、実践の成果を報告し合い、今後の取り組みの糧としました。
実践報告会では、まず、家庭教育部会の玉城幸雄部長の報告が行なわれ、学力向上と家庭での取り組みが述べられました。家庭教育部会では、親の教育力の向上をめざして教育講演会を持つなどの活動をしてきましたが、家庭でも即実践できる内容の講演は好評であったとの報告がなされました。また、玉城部長は、石垣市での事件や本町でのオートバイ事故にもふれ、子どもたちの健全育成に向けての親の指導力、家庭環境の大事さを報告の中で強調していました。
続いて、地域教育部会の実践報告が、嘉数政夫部長によって行なわれました。報告では、学対の取り組みの定着と強化を図るには、広報活動などを通してのアピールが先決であることが強調されていました。また、児童生徒に訴えかける立て看板を町内各所(支部)に設置したことなども報告されていました。
賀数真栄学校教育部会副部長の報告は、佐敷小教頭という現場の体験を踏まえたものでもあり多くの共感を得ていたようでした。なかでも、町内小、中、3校の持ち回り公開授業を通しての「わかる授業の創造」 「個に応じた授業」に関する報告は、大きな関心をよんでいました。
また、佐敷町で教鞭をとる「同士」としての認識を新たにし、出会いを大切にしていくことや教師自身の指導技術および資質の向上対策にもふれ、児童生徒の学力向上に資することの必要性などが報告されていました。
幼稚園研究では、玉城美慧子佐敷幼稚園副園長が登壇し、園児の個性を伸ばすための対策、取り組みなどを報告しました。あいさつや話し方、聞く態度などの基本的な生活習慣を身につけさせるための工夫、取り組みが報告されていました。
各部会のさらなる取り組み強化が、最後に確認されていました。

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大分類 テキスト
資料コード 008444
内容コード G000000619-0002
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第176号(1992年3月)
ページ 2
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1992/03/10
公開日 2023/11/29