町農業委員会主催の佐敷町地域活性化フォーラムが12月20日午後、佐敷勤労者体育館(新里公民館)で開かれました。今回のテーマは「我が町の地域づくりを考える-農業後継者育成について」で、大城喜信県農林漁業技術開発協会事務局長の基調講演、パネルディスカッションが真剣な雰囲気が漂うなか行なわれました。
基調講演では、農業は人類に不可欠な産業であり、生産者・消費者同時に価値ある農業としなければならないと述べられ、さらに、人間の健康維持に役立つ農業の展開が強調されていました。山城町長もパネラーの一人となったパネルディスカッションは、「農業後継者をどうつくるか」をテーマに行なわれ、具体的かつ突っ込んだ意見が交わされていました。
後継者不定の原因、さらには、農業そのもののあり方の問題点などが提起され、解消までの道のりの長さが感じられました。後継者問題は、農家個々の問題としてではなく、地域の問題ととらえ、将来の農業を構築する上からの取り組みが必要と述べられていました。