11月15日午後、町老人福祉センターにおいて佐敷町農協臨時総会が行なわれました。会は、佐敷町・与那原町・知念村の各農協の合併決議をはかるもので、会場いっぱいにつめかけた組合員による審議が続けられました。
県内で初めての地方自治体の行政区の範囲を越えた農協の合併とあって、マスコミの関心も高くこの日もテレビ、新聞数社が総会風景を取材、合併のゆくえを見守っていました。テレビのライトに照らされる中、熱心な質疑応答などによる審議が続けられ、将来の農協のあり方などが語られていました。また、同日、同時刻に与那原町、知念村においても合併に向けての農協臨時総会が開かれておりその進行具合も随時伝えられ、緊張感に満ちた臨時総会となっていました。
慎重審議の結果、678票の圧倒的多数をもって合併が承認され来年4月1日の新農協の発足が確認されていました。厳しい農業情勢の中、足腰の強い新しい農協づくりと、地域特性を最大限生かした農畜産物の生産に向けた取り組み強化が開始されました。