誠せる故にこの歳ん拝で 風車や廻て120歳までん―。11月3日、仲村渠蒲翁のカジマヤーの祝いが華やかに行なわれました。蒲翁は、明治28年7月2日生まれの97歳。少々腰は曲っていますが、畑仕事をこなすほどの元気なおじいさんです。
この日は、まず、カジマヤーのパレードが行なわれ、伊原集落内を蒲翁が乗った花車を先頭に区民の行列が長々と続きました。四角の辻々では、舞方が披露され祝賀気分を盛り上げていました。沿道には、翁の長寿にあやかろうと多くの人がつめかけ、風車を手に蒲翁に拍手を贈っていました。
午後3時からは、伊原公民館前広場の特設ステージを会場に、式典と余興が行なわれました。生粋の伊原ッ子という蒲翁の紹介をはじめ、山城町長はじめ多くの来賓の長寿と健康をたたえるスピーチが行なわれました。翁の長寿をたたたえ、喜ぶ区民一体となった余興は次から次と続き、広場をうめつくした参加者の拍手は夜空に大きく響いていました。蒲翁の若さに応える祝典となっていました。