いい社会勉強です
前外間区長 平田秀彦さん(52歳)
50世帯余の外間集落。人集めの苦労は並大抵ではないようです。「昨年11月の佐敷まつりが忘れられません。ミルクウンケーを披露するために中学生からお年寄りまで70人余を動員しました」と平田秀彦さんは語ります。
平成元年7月から2年間つとめた外間区長。「人集めが大変でした。でも多くの人の話を聞いていい社会勉強になりましたよ」とニッコリ。「以前は役場職員は遊んでいると思っていました。でも、区長になって足を運んでみると忙しいということがよく分かりました」と編集員を喜ばせます。
「遊び場のネットの取り付け、側溝の整備といった永年の要望も実現しました。山城町長、金城助役には大変感謝しています」。
住民の協力が支え
前県営団地自治会長 吉田忠慶さん(48歳)
「先輩方にいろいろなことを教わって成長させてもらいました」と話すのは、前県営団地自治会長の吉田忠慶さん。運送業に従事しながら平成元年7月から2年間、自治会長をつとめてきました。
「仕事を持ちながらの自治会長職は大変でした。特に各種催し物の人集めには苦労しました。団地の皆さん、30代、40代の働き盛りがほとんどですからね」と吉田さん。「寄り合い所帯とはいっても皆とても協力的。運動会、観月会も盛り上がりますよ」と語り、「環境的にも恵まれているし、佐敷はよそからもうらやましがられますね」と町の良さを讃えます。「後任の屋我さんは人間的にもすばらしい人。協力を呼びかければ皆、喜んでついていきますよ」。
学びはふれあいの中で
前伊原区長 仲村渠常安さん(43歳)
今年度退任した区長の中で最年長の経歴を持つのは、前伊原区長の仲村渠常安さん。昭和60年7月に区長就任、退任は今年6月。
「諸先輩方のご指導の下、6年間勤めることができたことを感謝したい」と、えりを正し語ります。
「いろいろな思い出がありますが、多くの人とのふれあいの中でいろいろ学びました」と、ふれあいの大切さを強調します。
祖父の蒲さんが11月にめでたく力ジマヤーを迎える仲村渠さん。「伊原の皆さんが心ひとつに祝ってくれるので本当に有難く思います」と、感謝の気持ちを伝えます。一期目仲間から続く親ぼく模合は今も健在。「14日会のメンバーと先日海洋博公園に遊び、町の休暇センターで1泊しました」。
秋山さんを迎えて
佐敷中学校3年 和泉奈津子さん(14歳)
あの、日本人初の宇宙飛行士、秋山さんが9月30日佐敷中学校に来ます。そのきっかけを作った和泉奈津子さん(佐敷中3年生)に前夜29日にインタビュー。
「今年の5月『カトちゃんケンちゃんのご機嫌テレビ』で。”秋山さんと話そう"という企画の報道がありました。家族に進められ、3年2組で応募しました」と奈津子さん。7月に当選の知らせが担任の玉城先生を通してクラスに知らされ、皆ビックリ。「まさか、と思いました」と語ります。
「普通のおじさんが宇宙を飛べるなんて信じられない。佐中生から宇宙飛行士を目指す人がいればうれしいね」。何事にも一生懸命な14歳は、卓球島尻郡3位の腕で高校のバドミントンに挑みます。