こぼれる白い歯、満面の笑顔が印象的でした。夏の甲子園で活躍した沖縄水産の主将、屋良景太君です。町出身だからという身びいきではありません。「いつもの展開です」とピンチにも動ぜず、「銀メダルももらったことですし」とはぐらかすすっとぼけたこの明るさ、いいですね。
沖縄県民に、いや全国の高校野球ファンに感動を与えてくれた沖縄水産。二年連続の準優勝に輝くその闘いぶりは、沖縄健児のたくましさを見せつけてくれた、と感じます。それにつけても、あくまで明るい屋良君の笑顔。沖水躍進の原動力のひとつは、主将のたぐいまれな明るさにあることを信じて疑いません。