町社会福祉協議会主催の社会福祉研修会が6月8日午後、町老人福祉センターで行なわれました。
研修会には、社協理事や民生委員、区長、福祉団体役員など90人余が出席。席上あいさつに立った知念会長は「福祉八法の改正に伴いより一層行政との連携強化が望まれる。町民総参加で地域福祉を推進しよう」と述べました。
続いて講演に移り、県社会福祉協議会常務理事の喜舎場信方さんが「町民参加による福祉のまちづくり」と題して講演しました。喜舎場さんは、福祉八法の改正により福祉は市町村単位で身近なところでめんどうを見ていこうという動きになったと前置き。社協の役割が益々重要になると述べ、住民ニーズ解決のための公私のよきコーディネイターとしての機能を発揮し、福祉のネットワークづくりを進めることが今、社協に求められていると強調しました。
続いて、佐敷中学校の玉城哲雄教諭が「ボランティア活動の意義と役割」と題して講演。先生は、ボランティアとはユイマール、共同作業のこと、目の前から生活の周辺から始めようと提起。中学校でのボランティア活動の実践例を紹介しながら、ボランティアの精神とは「思いやりの心」を育てることときっぱり。自分を高め、社会のすべての人と共に生きていく気概が大切―と結んでいました。