行政相談に尽力
前行政相談員 仲村武一さん(70歳)
前行政相談員の仲村さんは、このほど行政相談員制度の発展に寄与した功績により総務庁長官から感謝状を贈られました。
町役場吏員として34年間、地方自治行政を担ってきた仲村さんは退職後、昭和57年5月から行政相談員に就任。以来8年余、住民と行政のパイプ役として苦情の相談、諸問題の解決に力を尽くしてこられました。
関係者のねぎらいの言葉に謙遜する仲村さん。
「少しでも恩返しができればとの気持ちで相談員を引き受けました。相談は月1回です。土地の境界問題とか生活保護、戸籍関係、安全対策、ヤシの葉による被害の問題などがありました。もっと多くの方に気軽に相談に来ていただきたいですね」。
花の街づくりを
つきしろ婦人会役員 塩川安子さん(46歳)
昼下がりのつきしろ自治会事務所。花壇の手入れ、ごみ拾いに汗を流す塩川さんにインタビユー。
「現在咲いているのがペチュニア、日々草、マリーゴールド、マツバボタン、ほうせんかなどです。事務所周辺は以前は雑草が繁茂して汚かったですね。花壇造りは昨年2月から始めました。ええ公園のトイレの掃除やごみ拾いも続けています。花が咲き出すと、地域活動に関心のなかった人まで足を運んでくれるんですよ。子供たちも集まってくれるようになりましたね。5月19日には婦人会支部で花壇を造りました。つきしろが花の街へとイメージを好転しつつあるのがうれしいです。たかが花、されど村おこし。いずれは観光の名所にしたいですね」。
全力で頑張ります
町教育委員会指導主事 糸満旦男先生(43歳)
去る4月から町教育委員会で勤務する糸満旦勇(あさお)先生は、指導主事として児童、生徒の学力向上対策、問題行動の解決に取り組んでいます。
琉球大学教育学部初等教育学科を昭和45年3月に卒業。玉城村百名小学校を皮切りに玉城、糸満市高嶺、兼城、西崎、潮平の各小学校で教べんを執ってきました。
43歳という年齢のわりには落ちついているというのがもっぱらの評判で、温厚明敏にして世話好きな人となりは職場の同僚、学校、PTAの信頼を厚くしています。書道、三味線をよくし、歌もプロ顔負けとのこと。通勤に時間がかかるのがどうもと少しこぼしながらも、教育にかける情熱はいささかも衰えをみせません。
子ども会育成に力を
県派遣社会教育主事 玉城輝次先生(50歳)
大里村教委から移って満2ヶ月の玉城先生。子ども会育成にかける意気込みを語ってくれました。
「本町においては『生涯学習社会への移行』に積極的に対応するという観点から、特に青少年教育、子ども会育成が大きな課題といえますね。教育委員会では“佐敷町に子ども会を”ということで結成に向け取り組んでいるところです。
子ども会は『遊びを忘れた子どもたちが遊びを思い出し、みんなと一緒に遊びをつくりだし、心身ともに豊かな子どもになるための地域の少年団体』です。楽しく遊ぶ中で社会生活に必要ないろいろな徳性を身につけていく教育の場が子ども会です。その育成には大人の力がぜひとも必要です。どうそ知恵と汗をお貸しください」。