「女性の生活史」をテーマにした女性学講座第3弾が、2月25日から3月25日までの5回の日程で始まりました。
2月25日の1回目の講座では琉球大学名誉教授の安谷屋良子さんを講師に招き、「女子教育」について学びました。先生は、明治から第2次大戦に至るまでの間の沖縄県における女子教育の歴史を紹介。本土と比べ時間的、質的に遅れたことが沖縄の女子教育の流れを規定した述べ、女子学生の生きざま、取り巻く環境の変化などについて、服装の移り変わりや時代時代の背景にふれながらわかりやすく解説しました。
先生は「歴史の大通りだけ見ると苦難と悲劇の道をたどっているかも知れない。しかし、生徒と教師との温かみのある人間関係など、記録に残らないすぐれた遺産が歴史の小道にはいっぱい残されている。どんな苦しい時代でも、学べるものは思い切り学んでおくことが大切」と結び、受講した女性たちに感銘を与えていました。