町民の皆さま、平成2年10月1日の国勢調査にご協力いただきありがとうございました。
平成2年12月21日に総務庁統計局から速報(要計表による人口)が公表されましたので、その主な内容を紹介します。
我が国の人口は1億2361万人、世界で7番目
平成2年国勢調査による平成2年10月1日現在の我が国の総人口は1億2361万人で、中国、インド、ソビエト連邦、アメリカ合衆国、インドネシア、ブラジルに次いで7番目となっています。
また、人口密度は1平方キロメロメートルあたり332人で、世界平均(39人/㎞)の8.5倍となっており、人口1000万人以上の国の中ではバングラデシュ、韓国、オランダに次いで4番目となっています。
人口増加率は、戦後最低
平成2年国勢調査による人口を前回の昭和60年国勢調査による人口〔1億2105万人〕と比較すると、256万人、率にして2.1%(年率0.4%)の増加にとどまっています。この5年間の人口増加率は、出生率の低下により戦後最低となっています。
人口を男女別に見ると、男子が6069万人、女子が6292万人で、女子が男子より223万人多く、人口性比(女子100人に対する男子の数〕は96.5となっています。
沖縄県の人口は122万人で、全国第34位
人口を都道府県別に見ると、東京部が1,185万人で最も多く、以下、大阪府(873万人)、神奈川県(798万人)愛知県(669万人)、埼玉県、北海道、千葉県、兵庫県、福岡県、静岡県と続いており、これら十都道府県が人口300万人以上となっています。このほか200万人台が八府県、100万人台が全都道府県の約半数に当たる22県、100万人未満が七県となっています。
我が県の人口は、122万人で全国総人口の0.99%を占め、47都道府県中第、34位となっています。また、人口密度は1平方キロメートル当り540人(全国第11位)で、全国、平均をかなり上回っています。
沖縄県の人口はこの5年間に43000人増加、増加率は全国で第8位
昭和60年から平成2年までの人口増加率を都道府県別に見ると、最も高いのは埼玉県の9.2%で、干葉県(7.9%)、神奈川県(7・4%)、滋賀県(5・8%)、奈良県(5・4%)と続き、これら5県で5%以上の増加となっています。
我が県の人口は、昭和60年からの5年間に3.7%(43000人)増加し、全国の増加率を、1.6ポイント上回りました。また、この5年間に29都府県で人口が増加していますが、我が県の人口増加率は8番目に高い伸びとなっています。
しかし、55~60年と比べ人ロ増加率は低下
人口が増加した29都府県について、昭和60年~平成2年の人口増加率を昭和55年~60年と比べると、埼玉県で8.2%から9.2%へ、神奈川県で7.3%から7.4%へ上昇したほかはすべての都府県で低下しており、人口が減少した道県も加えると47都道府県中45都道府県で人口増加率が低下しています。
このうち、人口増加率が大きく低下したのは、鹿児島県(1.9%増→1・2%減)、島根県(1.3、%増→1.7%減)、沖縄県(6.6%増→3.7%増)、などとなっています。
沖縄県は女子が男子より25000人多く、人口性比は96
人口性比を都道府県別に見ると、最も高いのは神奈川県の105.5であり、以下、埼玉県(102.7)、千葉県(101.8)、東京都(101.4)、愛知県(100.6)と続き、男子人口が女子人口を上回っているのは、この5都県だけです。
人口性比が最も低いのは鹿児島県の88.2であり、以下、長崎県、高知県、宮崎県、佐賀県、熊本県と続いており、男子が女子より少ない県は、九州、四国に多くなっています。
我が県の人口を男女別にみると、男子が598000人、女子が623000人で女子が男子より、25000人多く、人口性比は96・0で、全国平均を下回っています。
沖縄県の世帯数は368,000世帯で、10%の増加率
平成2年国勢調査による我が国の世帯数は4200万世帯で、昭和60年に比べて288万世帯、率にして7.6%増加しており、これまでと同様に世帯数の伸びが人口の伸びを上回っています。このため、1世帯当たり人員は昭和60年の3.17人から3.01人に減少しました。
世帯数はすべての都道府県で増加しています。増加率が最も高かったのは、埼玉県の、16.7%であり、以下、千葉県(15.3%)神奈川県(14.3%)と続いています。
沖縄県は、4位の奈良県(10.1%)に次ぐ、10.0%の増加率をみせ、世帯数は、368千世帯となっています。また、世帯当たりの人員は3.32人で、全国平均を0.31人上回っていますが、昭和60年に比べ0.20人減少しています。