佐敷シーガーデン構想の事業推進のため、町民総意による公有水面埋立事業の早期実現を図ることを目的とする佐敷シーガーデン推進協議会の設立総会が、1月16日、町老人福祉センターで行なわれました。町長あいさつのあと、シーガーデン推進協議会の要綱が全会一致で承認されました。
同要綱によると、協議会は、本会の目的に賛同する住民組織、その他関係機関団体等をもって組織し、佐敷シーガーデン構想推進の啓発・PR活動、同構想推進の連絡調整、その他協議会の目的達成に必要な事業を行なうことになっています。
続いて、役員選出に移り、会長に町商工会長の仲本祐三氏、副会長に区長会長の上運天先明氏が選ばれました。監事に、町監査委員の山城忠俊氏と収人役の外間昌治氏が任命されました。
次に事務局から、シーガーデン構想推進の啓発・PR活動として行なう新春フォーラム、先進地視察調査等の事業計画と同予算が提案され、全会一致により承認されました。
次いで、与那嶺開発室長から、マリンタウンプロジェクトの概要が説明されました。同プロジェクトは、西原町、与那原町、知念村と佐敷町が共同で、活力ある地域社会を形成するため海と一体となったまちづくりを目ざし、昭和61年、63年の2ヵ年にわたって開発基本構想調査を実施してきました。昭和63年、平成元年度は、M・T・P実現のため、港湾計画(改訂)に向けて中城湾港湾計画(案)の策定に取り組み、平成2年8月に国の港湾審議会において計画の位置づけがなされ、その線に沿って佐敷シーガーデン構想が具現化する運びとなります。都市機能用地、25.5ヘクタール、交通機能用地、3.6ヘクタール、レクリエーション施設用地、16.4ヘクタール、合計45.5ヘクタールの埋立となっています。
事業を推進するには、行政だけでは力不足であり、町民のいろいろな意見を聴いて進めていくとの確認が最後になされていました。