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ブラジルから礼状 心待ちにする「広報さしき」

ブラジル佐敷郷友会は12支部あり、その全てに津村勇郷友会長の手によって「広報さしき」が送られています。山城時正町長のもとに、このほど津村会長の礼状とともに、ブラジル各地の郷友会の皆さんの便り―(写真)が届きました。

ヤビク・モウトク氏
謹啓 寒さも厳しい今日此ノ頃、御家族の皆々様方には、御健勝でご活躍の事と思います。尚、私達力ンピーナスの方でも、家族皆、無事に頑張って居ります。町出身も私共他、2家族の少ない戸数ですが、皆近くで暮らして居られます。
さて先日、私達の郷土佐敷町の広報、二、三度も有難くお受け取り致し、喜んで拝見させて載きました。そして、目まぐるしく、あらゆる角度からすばらしい発展を築き上げる私達の町のあらゆる出来事を目の前で見、知る事が出来、海外に在住する同胞への温情からなる広報、月々お送り下さリ心から感謝して居る次第です。
返事も早速お送りすべきのところ何かと私も諸用にまぎれ、本当におそくなり、大変失礼致しました。
つきましては貴方の手紙によりますと、広報は今まで通りずっと続けますかという問いですが、これからもこの広報を通じて私達の古里の進歩発展を知り、より良く遠い故郷を身近に感じる事が出来、心の共通の絆になる大切な事ではないでしょうか。その意味に於きまして、今後益益町村の繁栄と発展を、この広報に托して、末永く続けて行ける事を望みます。
では、皆様御健康を大切に、お元気でさようなら。   (代筆)

1990年7月1日 マサ子拝
勇様御家族一同様


セリキャク・ヒロシ氏
謹啓 冬の季節になりまして少々寒くなりましたが、父母様をはじめ御家族中、益々御健勝の事とお喜び申し上げます。
勇さんが送って下されました佐敷町の広報、5、6月号は正に受け取りました。誠に有り難うございました。其の前に持って来ました3、4月号は、運天友徳様に上げました。屋比久トヨ子さんにも回して読んで居ります。
此の遠いブラジルに住んで居られる佐敷町人の皆々様が、我が故郷の事情が聞かれると云う事は本当にお喜びの事と思いますので、勇さんには責任者として面倒とは思いますけれども、どうか続けて頂くようお願い致します。
ではお元気で頑張って下さい。     
弘より
津村 勇さんへ

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大分類 テキスト
資料コード 008443
内容コード G000000599-0026
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第161号(1990年12月)
ページ 9
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1990/12/10
公開日 2023/11/28