伝統の津波古棒術、晴れの舞台で大かっさい-。津波古棒術保存会(嶺井時光会長)のメンバー19人が8月25日午後、沖縄コンベンションセンター展示棟で開かれた世界のウチナーンチュ大会の「空手道・古武道世界交流祭」に出演。気迫みなぎる棒術を披露し、観衆から拍手を浴びました。
津波古の棒術は約300年前から伝わるもので、祝いの幕あけを飾るメーカタ棒、1人から5人による組棒、集団でにぎやかに演ずる棒マチなどがあります。 今回、披露されたのはその中の組棒。チュイボー、タイボー、ミッチャイボー、ユッタイボー、そしてグニンボーが、鉦に合わせて演じられ、その勇壮、華麗な演武は世界のウチナーンチュの目をくぎづけにしていました。
伝統文化の継承発展に意欲を見せる津波古棒術保存会のメンバー発表の機会も増え、練習にも一段と熱が込もります。9月1日から2日間、ハワイで開催される移民90周年記念の沖縄祭にも参加、活躍の舞台がさらに広がります。