国勢調査はどのようにして行なっているの?
国勢調査は、上のような系統で、国勢調査員が調査票を各世帯に配布し、取り集める方法により行なわれます。
国勢調査は何に基づいて行なっているの?
国勢調査は、国の最も基本的な統計調査として、「統計法」という法律に基づいて行なわれます。
この「統計法」により、調査員をはじめとする調査関係者は、調査票の内容をほかにもらしたり、統計の目的以外に使用することは固く禁じられています。
私たちが提出した調査票はどうなるの?
提出していただいた調査票は、市区町村、都道府県を経て、すべて総務庁統計センターに集められ、厳重に管理され、集計に使われます。集計が完了すると、完全に溶かして処分いたします。 ですから、調査票に書かれたことがらが外部にもれることはありません。
税金の資料などに使われるのでは……
調査票に書かれたことがらは、統計をつくるためだけに使われるもので、これが税金の資料など、統計以外の目的に使われることは決してありません。統計以外の目的に使うことは、法律でも固く禁じられています。
国勢調査の結果は、法令に基づく利用や行政施策の基礎資料、人口分折など各方面で利用されます。
○法令に基づく利用
・市や指定都市を設置する際の要件
・地方交付税交付金の算定の基準など
○国、都道府県、市区町村の行政
施策における利用
・社会福祉政策・住宅建設計画・交通対策・防災対策・都市計画・
地域整備計画・雇用政策・青少年対策
・教育施策など
○人口分折、学術研究などにおける利用
・将来人口の推計・平均寿命の算出など