なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

佐敷金杜

夏休み真っ最中、子どもたちの元気な声が朝早くから響く日々が続いている。暑さにまいっている大人たちをよそに、子どもたちはこの夏を元気に乗り切り、また一段と成長し、たくましくなっていくのであろう。
海や山、夏休み期間中、子どもたちはさまざまな場所で多くのことを体験する。わが沖縄は海という大自然が目の前にあり自然にふれ、親しむのに最適な地である。ところで、この恵まれた海を子どもたちを含め、私たちはどれほど利用し、活用しているであろうか。
海がすぐ目の前にあるため意外に活用していないのではなかろうか。海水浴、ビーチパーティーだけが利用の仕方ではないのである。マリンスポーツはもちろんのこと、自然観察などもひとつの活用の仕方といえる。
海にはさまざまな生物がすんでおり、また、多くの自然現象をみせてくれる。学習の場としても最適である。
マリンスポーツを通して体を鍛え上げることはもちろんのこと、自然とのつき合い方も学ぶことができる。海は心身ともに鍛え上げる場としてなによりの所である。
家族連れで海へ出よう。恵まれた自然、体験学習の場・海を活用しよう。自然とのふれ合いの中から、その大切さ、守ることの重要さも実感していく。しかし、ここでひとつ。海は思わぬおとし穴も用意している。あなどれば水難事故にもつながっていくことを忘れずに。(収入役)

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大分類 テキスト
資料コード 008443
内容コード G000000595-0008
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第157号(1990年8月)
ページ 3
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1990/08/10
公開日 2023/11/28