いまや人生80年といわれる時代になりましたが、健やかに長寿を全うすることが第一の幸せです。
近年、全国的にも成人病といわれるガン、心臓病、脳卒中が増える傾向にあります。この成人病を予防するためには、日頃の悪い生活習慣、例えば喫煙、偏った食事、運動不足などを改善していくことが大切です。
さて、平成元年の本町の死亡状況をみると、ガンや心臓病、脳卒中の三大成人病での死亡が55%と半分以上を占めており、町でもこの成人病予防が大きな課題になっています。
住民に健康で明るい家庭を築いてもらうために、町では農協とタイアップして、区長、保健推進員の皆さんの協力のもと、毎年8月に住民検診を実施しています。集落別の受診状況は表(1)の通りで、元年度の町平均受診率は49%となっています。この検診の結果、毎年約6割の方が何らかの異常を指摘されています。
その内訳をみると、表(2)の通り糖尿病疑、高コレステロール、心電図異常、肥りすぎ、高血圧の順になっており、これらは成人病の大きな原因になっています。この異常を早期に発見し、日頃の生活を改善することで成人病を防ぐことができます。成人病の早期発見、早期治療のためにも毎年検診を受けることが大切です。今年の検診は表(3)の通りです。
「自分の健康は自分で守る」ためにもぜひ検診を受けてください。