安らかにお眠りください。世界の恒久平和のために全町民一丸となって努力いたします-。平成2年度佐敷町戦没者慰霊祭が6月26日午後2時から、つきしろの宮境内の慰霊碑前においてしめやかに行なわれました。
町遺族会の皆さんをはじめ多くの参列者がつめかける中、慰霊祭は行なわれ、幾多の戦争で尊い犠牲となられた多くの町民のみたまの冥福が祈られました。
町遺族会の山城亀延会長は「佐敷町の遺族はお互いに手を取り励まし合って、平和で豊かな住みよい沖縄にしたいと今、新たな決意をしています。永久に慰霊の日休日は存続させます」と、追悼のことばを述べました。また、山城町長、奥間町議会副議長もそれぞれ平和の創出に向けて努力しますとの誓いを述べ、多くの尊霊に対する慰霊のことばとしていました。
強い夏の日差しが差し込む中、参列した皆さんは、戦没者の冥福を祈るとともに、悲惨な戦争は二度と起こしてはならないとの思いを込め、焼香を行なっていました。