第77回佐敷町議会定例会は、6月11日から12日までの2日間の会期で開かれました。
山城町長は今6月定例会に一般会計補正予算、老人保健特別会計補正予算の議案2件のほか報告3件を提出。慎重審議の結果、すべて原案のとおり可決されました。1回目の一般会計補正予算は、繰越金、県支出金などを財源に1,000万円余が追加されていますが、歳出では公有財産購入費と国勢調査費が大きな比重を占めています。
12日の一般質問には6人の議員が登壇。シーガーデン構想実現のためのコンセンサスづくり、土地改良事業などの環境整備後の問題点、文化財ハマジンチョウ群落の管理、浜崎川上流の河川改修、火葬場の設置、農薬の空中散布問題など、町政全般の諸問題を取り上げ、理事者の考えを活発にただしていました。その中で、ヘリコプターからの農薬散布問題で山城町長は「農家の省力化の問題等もあって対応に苦慮している。今後関係者とも協議をして慎重に対処したい」と答えていました。
今議会ではそのほか議員提案の佐敷町議会委員会条例の一部を改正する条例を原案どおり可決。同じく議員提案の育児休業法の制定に関する要望意見書、離島医療の充実強化に関する要請決議などを全会一致で採択しました。