6月2日午後2時より町老人福祉センターにおいて、佐敷町町制施行10周年記念式典が喜びの中に挙行されました。1980年6月1日の佐敷町の誕生以来、着実に進められて来た町民一丸となったまちづくりの成果が、式典を通じて再確認されていました。
町制施行10周年記念式典は、金城清助役の力強い開式のことばで始まり、山城町長の10周年を迎えた感激とまちづくりの進展を振りかえる式辞が述べられ、この日を祝うにふさわしい幕開けとなっていました。
続いて、まちづくりに多方面にわたり貢献された5人の方々に対する平成2年度佐敷町功労者表彰が行なわれました。社会福祉、地方自治、教育文化の分野に功績のあった玉木春雄、仲村武一、仲本博雄、平田喜長、宮城福光の五氏に山城町長から功労賞が贈られました。また、この日は町制施行10周年記念特別功労者表彰も行なわれ、地道な活動とまちづくりへのたゆまぬ努力を続けられ、自治、産業・経済、教育、社会、文化・スポーツの各分野で功績のあった26人の方々が讃えられました。
功労賞を受けた各氏には、その業績を讃えるおしみない拍手が、満員の会場から送られていました。
表彰式に続き、神谷町議会議長が本町10年の歩みとまちづくりの成果を含めたあいさつを述べ、来賓祝辞へとうつりました。西銘県知事、造酒沖縄総合事務局長、金城県議会副議長、比嘉県町村会副会長と続いて壇上に立たれ、町制施行10周年を祝うことばを述べられました。来賓祝辞の中では、それぞれ本町のまちづくりに期待し、南部振興の核となる活力ある佐敷町の進展を望む旨が含められていました。
閉式のことばは、外間収入役によって述べられ、今後のさらなるまちづくりの進展が誓われ、喜びと感激のなか記念式典の幕は閉じられました。
休息の後、記念祝賀会が行なわれ、功労賞受賞者を代表して平田喜長氏があいさつを述べ、会場から絶大な拍手がおくられていました。屋比久孟義町教育委員長代行による乾杯の音頭では、更なる町の発展が誓われていました。祝賀会は10周年記念にふさわしく、荘重な古典音楽に始まり琉舞、空手演武、尚巴志太鼓と内容に富み、祝賀ムードを盛り上げていました。

社会福祉功労　玉木春雄氏
多年にわたり佐敷町社会福祉協議会理事として町社協の遅営、事業に積極的に取組み、活動の充実強化に努め、民生の安定と町民福祉の向上に寄与されるとともに、佐敷中学校長、町社会教育委員長等の要職を歴任され、本町の学校教育、社会教育の振興発展に多大な貢献をされた功績。

地方自治功労　仲村武一氏
佐敷町選挙管理委員として委員長の要職を含め、多年にわたり本町の公正な選挙の実施と選挙制度の啓蒙に力を尽くされ、地方自治の伸雇に貢献、さらに行政相談員として行政の監督、指導にあたられるとともに、町民生委員児童委員の職にあって民生の安定と町民福祉に貢献された功績。

社会福祉功労　仲本傅雄氏
多年にわたり、本町の民生委員児童委員として、終始一貫社会奉仕の精神をもって保護指導に献身的に努力され、民生の安定と町民福祉の向上、奉仕活動の推進に尽力されるとともに、民生委員協議会総務、町社会福祉協議会理事として組織基盤強化、事業の拡充発展に貢献された功績。

教育文化功労　平田喜長氏
多年教職にあって、佐敷中学校長、教頭の要職を歴任するなど学校運営並びに児童生徒の学習活動と学力向上に誠心誠意努力され、また、町教育委員長をつとめられ本町教育の振興、充実化に寄与するとともに、町老人クラプ連合会長として、老人の健康増進、福祉の向上に貢献された功績。

地方自治功労　宮城福光氏
戦後まもなく佐敷村書記とし公務にたずさわり、税務課長を経て収入役の要職を3期つとめるなど多年にわたり地方自治の進展、町民福祉の向上、効率的な財政運営に力を尽くされるとともに、町選挙管理委員を長期間つとめ、本町における公正な選挙の実施に多大な貢献をされた功績。

町制施行10周年記念特別功労賞受賞者
【自治功労】
奥間邑一氏　　　神谷正雄氏　　　城間冨盛氏　　　知念慶得氏
當眞嗣昇氏　　　前城勲氏　　　吉田政廣氏

【産業・経済功労】
石原昌市氏　　　呉屋新太郎氏　　　知念賞英氏　　　　屋比久孟賢氏
山城祥栄氏　　　山城忠俊氏

【教育功労】
城間實氏　　　宮城要三郎氏

【社会功労】
神谷トミ子氏　　　小山松三氏　　　城間源正氏　　　高江洲八重子氏
永山盛昌氏　　　花城トシエ氏　　　真栄城徳佳氏　　　嶺井永湧氏

【文化・スポーツ功労】
知念盛俊氏　　　屋嘉部景盛氏　　　屋良勉氏