なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

文化財 再発見 トンネルガジマル (字小谷)

知念若按司の恋の伝説がのこる字小谷の共同井戸の一つ下茂の井(シムヌカー)のやや後方にあるのが、トンネルガジマルです。字小谷の東北の端にあります。高さは十数メートルをこえ、下茂の井と集落を結ぶ道をまたいで気根をおろし、その様があたかもトンネルのようなので、いつごろからか「トンネルガジマル」とよばれています。
トンネル状の根の最高部は6メートル余りあり、独特の風情をなしています。樹齢は推定160年以上はこえているものの、いまだに青々とした葉を茂らせ、夏には格好の涼をとる場を提供しています。左右天地に伸びた枝は、子どもたちの天然の遊び場となってもいます。
古老の話によると、かつてこのあたりは立派な屋敷があったとのことで、いまもそれらの石積みが残っています。また、井戸の利用も含め、このあたりは主要な通行路であったともいわれます。

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大分類 テキスト
資料コード 008443
内容コード G000000592-0023
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第154号(1990年5月)
ページ 12
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1990/05/10
公開日 2023/11/27