はじめに
90年代の幕開けを迎え、第76回佐敷町議会定例会の開会にあたり、提案いたしました議案の説明に先立ちまして、今後の町政運営について所信の一端を申し述べ、議員各位をはじめ町民の皆さまのより一層のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
私は、4期16年間町民の心をこころとし、ひたすら町勢発展のために努力を重ねてきました。具体的には、社会福祉の基盤づくりをはじめ、農業基盤整備、道路、排水等の生活環境の整備、学校教育施設や社会体育施設、都市公園としての近隣公園、地区公園、児童公園や農村広場の整備・充実等々、住民生活に直結した諸施策を着実に推進してまいりました。
昨年9月の町長選挙におきましては、16年ぶりの選挙で、激しい選挙戦ではありましたが、町民多数の温かいご支援とご厚情により5選の栄に浴し、引き続き町政の重責を担うことになりました。皆さまから寄せられた信頼と期待に応えるため新たな決意と情熱をもって、「自然との調和活力ある健康のまち佐敷」を目標に、21世紀を展望したまちづくりに町民と一体となって全力を尽くす所存でございます。どうか、今後ともご指導、ご鞭樋を賜りますよう衷心よりお願い申し上げます。
さて、わが国の経済情勢は、経済構造調整が着実に進展しつつある中で、内需主導型の経済成長も実現しておりますが、内外の経済情勢に適切に対応しつつ、豊かさを実感できる国民生活の実現を図っていくことが当面の課題となっております。一方、本県経済については、物価が引き続き安定する中で財政支出が堅調に推移し、安定基調を持続するものと見込まれ、また、雇用情勢についても、相対的にはなお厳しさが残るものの、改善基調で推移するものと予想されています。
また、地方財政は、極めて厳しい国の財政状況にかんがみ、歳出の抑制など節度ある財政運営を図るよう要請されているところであります。
このような情勢をふまえ、今後さらに経費の節減合理化、事務事業の見直しを進め、財源の重点的・効率的配分を図りながら、財政の対応力を高め、町の均衡ある発展に努めてまいりたいと考えております。
本町は、現在、第1次基本構想を策定し、新たなまちづくりを開始いたしております。「活力のまちづくり」 「創造のまちづくり」 「連帯のまちづくり」 「快適なまちづくり」を施策の柱として、平和で明るい豊かなまちづくりを地域住民の協力と和でもって今後とも強力に推進してまいりたいと存じます。
町政運営の基本は、町民の意思を反映した行政にあり、地域住民の自主性を重んじた町勢発展への努力にあると信じます。本町の活性化を図るための施策を町民とともに今後とも進めてまいります。
町民の皆さまのご協力、議員各位のさらなるご理解とご支援を心よりお願い申し上げます。
基本施策
激動の昭和の時代は終わり、平成の時代が始まっております。いままさに21世紀に向かって、時代は大きく変わりつつあります。着実に進む国際化、情報化、高齢化、技術革新といった時代の潮流が押し寄せてきております。このような時代潮流の中で、本町は、地域特性に根ざしたまちづくりを町民とともに明確な目標をかかげて、積極的に推進していかなければなりません。
さて、本町では、21世紀を展望したまちづくりの柱として、第2次基本構想を策定いたしました。今後は、その実施にあたっての施策の大綱のもと、効率的財政運営に努め、将来に向けた活力あるまちづくリを積極的に推進してまいります。
町政運営の基本方針として「活力のまちづくり」「創造のまちづくり」 「連帯のまちづくり」「快適なまちづくり」の4つの施策大綱をかかげ、将来に輝くまちづくりを強力に進めてまいります。
第一の「活力のまちづくり」につきましては、産業基盤の整備、諸産業の振興、将来構想・計画等の施策であります。本町の産業は農業を基幹に、漁業および商工業などで構成され、町勢発展の原動力となっております。将来とも、本町の地城特性を十二分に発揮できる産業の発展可能性の掘り起こしに尽力しつつ、21世紀の時代動向に対応した産業の振興、発展、多様化をめざしてまいる所存であります。
また、国、県、関係四町村で進めておりますマリンタウンプロジェクト構想は、来たる21世紀を展望した地域づくりの施策であり、本町のまちづくりとあわせてその実現に最大限の努力をいたしてまいります。
2番目の「創造のまちづくり」は、教育・文化行政施策についてであります。本町は、町政運営の柱の1つに、教育・文化のまちづくりをかかげ、これまで、町民一体となった取り組みを展開してまいりました。将来ともこの基本姿勢を堅持し、国際化、情報化などにみられるような社会動向をふまえ、町民の生活ニーズや価値観の多様化に対応した幼児教育、学校教育、社会教育、社会体育、地域文化、青少年の健全育成等の施策を推進いたしてまいります。
第3の「連帯のまちづくり」では、福祉の風土づくりのさらなる充実のために、伝統的な住民の相互扶助の精神をもとにし、ボランティア活動の促進、コミュニティー活動などを通した地域福祉の推進体制の強化、拡充を図ってまいります。また、諸制度に基づいた施策とともに、町民の福祉需要に対応できるように協力し、児童福祉や母子福祉、老人福祉、心身障害者福祉等についても、それぞれの施策の目的に合わせて健全育成や自立のための援護に努めてまいります。
4番目の「快適なまちづくり」は、生活環境の整備、明るく暮らしやすいまちづくりについてであります。これまで生活道路、排水路、各種公園、集会施設、街灯など、計画的に整備してまいりましたが、今後ともそれぞれの集落の立地特性を生かしながら、地域住民の要望をはじめ、町民生活の変容に応じた施策をとってまいります。
自ら考え自ら実践する地域づくり、いわゆるふるさと創生事業では、当初文化公園整備事業の実施を計画しておりましたが、これを見直し、町民各層の幅広い意見を反映させた事業を選択していきたいと考えております。
また、迅速、適切な行政サービスを提供するため事務の電算化に取り組んでまいります。新年度ではまず財務会計に電算機を導入し、事務の改善、合理化、住民サービスの向上に努めてまいります。
1.活力のまちづくり
豊かで活力ある町の実現は、町民がひとしく願うところであり、町としても人的資源を活用しつつ、これまでハード・ソフトの両面にわたって産業の振興を図ってまいりました。農業、漁業、商工業などの産業は地域発展の原動力であり、今後とも本町の地域特性を発揮できる産業の発展可能性を掘り起こし、21世紀の時代動向に対応した産業の発展や多様化をめざします。
本町の基幹産業である農業につきましては、昭和61年度からスタートした県営浜崎土地改良事業が計画年度中期に入り、予算も順調に伸びております。新年度は、約10ヘクタール、1億4000万円の事業を予定していますが、これは予算規模でみますと、今年度比55%の伸びをみせております。また、農村総合整備モデル事業も大幅な事業拡大が行なわれることになっております。そこで新年度は、これらの事業を円滑に推進するため、職員も1人増やし、今年度同様、農道や集落道および集落排水施設等、地域生活環境の整備を推進いたします。さらに、平成4年度をめどに農村環境改善センターの建設に鋭意取り組んでまいります沖縄新農業構造改善緊急対策事業につきましては、新年度は小谷地区ほ場整備事業を行なうのをはじめ、近代化施設整備として新里地内に営農用給水施設を設置いたします。また、字兼久の果樹生産者に組合を組織させ、果樹温室を設置したいと考えております。
農業と農村の健全な発展を実現するためには、その基礎的条件である農業生産基盤の計画的な整備が必要であることはいうまでもありません。
そこで新年度は、仲伊保地区土地改良総合整備事業の年度内採択に向けて最大の努力をいたします。あわせて、伊原地区農地保全事業の平成12年度採択に向け鋭意取り組んでまいります。
水産業につきましては、本町における漁業生産を取り巻く環境特性を生かし、漁業生産活動の展開に対応して馬天港の機能拡充に努めるとともに、現在、着々と工事が進められております仲伊保港の整備促進等に努めてまいります。また、近代化諸施設の高度利用、生産組織の育成強化を引き続き図っていく所存であります。
商工業につきましては、商工会の提唱する地域発展計画に積極的に協力し、消費者ニーズに応え、かつ地域特性を生かした商工業の振興・発展に努めてまいります。
造林事業は、昭和53年の事業、開始以来着実な進展が図られ、昨年11月には第13回県育樹祭も盛大に挙行することができました。自然環境の保護・育成とあわせ、将来の町民の森構想の実現を展望しつつ、今後とも樹種の保全、育林に努力いたします。
畜産業は、国外からの貿易自由化の波を受け大変厳しい状況にありますが、このような中、健全な発展をめざすため新年度も引き続き獣医師を委託するとともに、蓄産共進会などを継続して開催し、経営の安定、生産意欲の向上に努めてまいります。
本町の将来像を展望するとき、海浜リゾート関連施設の整備、そして海浜住宅地などの町民のための快適な環境づくりが求められていることは周知のとおりであります。その骨格となるシーガーデン構想の推進につきましては、平成2年に策定される国の第8次港湾整備計画にマリンタウン構想が位置づけされる見通しであり、これにともなって、町が3年余りにわたって取り組んできたシーガーデン構想の実現が間近に迫ってきました。シーガーデン構想の実施にあたりましては、莫大な資金と強力な執行体制が不可決でありますので、新年度はとりあえず専任の職員と開発室を設置して、さらに推進協議会を設けてその準備に当たらせたいと考えております。
2.創造のまちづくり
創造性あふれる人材の育成は、本町のまちづくりにとって欠かせないものであります。創造性は活力を生み、活力は「創造のまちづくり」へとつながってまいります。本町は、まちづくりの柱のひとつとして教育を大事にし、多くの有能な人材を輩出してまいりました。今後とも、創造力にあふれ主体性を持った人材の育成、豊かな人間性を持った思いやりのある人材の育成に向け、教育環境の整備をはじめとし諸施策を充実強化してまいりたいと存じます。
また、高齢化社会に対応した生涯教育の場づくりなど社会教育の充実を図り、教育の町・佐敷の伝統とその名に恥じない、「創造のまちづくり」を進めてまいります。
新年度は、これまでの成果と諸事業の展開をふまえ、新たに社会教育課を設置するとともに、指導主事を採用し、強力な体制づくりに努め、教育施策のさらなる充実を図ってまいりたいと考えております。
学校教育においては、学力向上推進事業を家庭、地域、学校の協力のもと引き続き推進してまいります。
各学校とも、教材備品、図書の整備等を推進し、創造性あふれる人材育成のための環境整備を図ってまいります。幼稚園教育では、教育要領の改正を行ない、教育内容の充実、時代に即した幼稚園教育の強化を図ってまいります。また、幼稚園通園バスの運営に対し、新規に補助金を交付してその健全運営と園児の安全通園を確保してまいります。
教育環境の整備は、新年度においては佐敷小学校図書室、同照明設備の整備を進め、佐敷中学校では部活動の充実を図るため部室の整備に努めてまいります。
さて、教育の町・佐敷の名を高めております社会教育の充実強化は、新年度も各種教室、講座の開催を引き続き行ない、町民があらゆる分野で参加できる環境づくりを図ってまいります。高齢者スポーツ活動の推進、婦人スポーツ活動の推進を図るための諸事業を展開し、社会体育の拡充を図ってまいります。
青少年教育においては、南部地区少年の船の実現・参加、子ども会の育成に力を入れ、時代にふさわしい人材の育成に努めてまいります。さらに、青少年健全育成町民会議の活動の活発化に力を入れ、新たな運動の展開による健全育成の強化を図ってまいります。
文化財関係では、第一尚氏関連の冊子の編集を開始し、郷土の歴史記録の実現に努めてまいります。『佐敷町史』は、民俗篇、自然篇の出版に引き続き、「戦争・移民体験」篇の資料蒐集、編集に努めてまいります。
3.連帯のまちづくり
健康に輝く町民の笑顔のあふれる町、明るく豊かな思いやりのある町の実現は、行政の最大目標であり、「福祉の風土づくり」をめざす本町にとりましても重要課題のひとつであります。新年度においてもこの其本認識をふまえ、福祉に対するニーズを的確に把握すると同時に、適切にして迅速な対応に努力してまいります。
本町は、これまで多面的な社会福祉の施策をすすめ、町民の安らぎや生きがいづくりの上で多大な成果を上げ、内外から高い評価を得ています。そして、町民の社会福祉に対する理解も深まり、着実に協力体制が強化される方向にあります。
将来とも、高齢化や、核家族化などの社会環境の変化の中で、ますます町民の福祉ニーズが高まり、多様化が予想されます。したがって、町社会福祉協議会、町民生児童委員協議会、町老人クラブ連合会をはじめ福祉関係諸団体との連携強化を図りつつ、ボランティアの育成強化やコミュニティー活動の促進を通じて、地域福祉の推進体制を強化、拡充したいと考えております。
ふるさと佐敷の次代を担う子どもたちの健やかな成長は、父母をはじめ町民の切なる願いであります。児童福祉につきましては、児童の健全育成を図るために、町民をはじめ教育機関、民間団体等と連携し、子ども会の育成など多様な活動を推進していきます。また、健全育成の場として、子どもたちの遊び場や児童公園の整備・拡充に努めるとともに、新年度は第2保育所の大規模改修工事を行ない、園児の健全保育に努めてまいります。
老人福祉では、高齢化、長寿社会を迎えて家庭や地域社会の中でお年寄りとのふれあいを大切にし、敬老する町民の意識を育ててまいります。そして、老後の生きがいのある生活の創出のため老人料理教室や健康づくりなどの施策を拡充します。
また、ひとり暮らし老人や寝たきり老人の日常生活の援護など、在宅福祉の強化に力を入れてまいりたいと存じます。さらに、母子福祉や心身障害者福祉につきましても、それぞれの自立援護に力を尽くしてまいります。 高齢化社会を迎え、老後の安定した生活を保障するためにも国民年金制度の堅実な運営が強く求められております。国民生活が損なわれることのない相互扶助の精神の高揚を広く訴え、無年金者の発生を防ぎ、国民年金制度の周知徹底を図ってまいる所存であります。
国民健康保険につきましては、事業の健全な維持を図るため、新年度も相互扶助の精神の普及と徹底に力を入れ、保健・予防医学の推進、町民の健康づくり運動への参加促進によって、増大しつつある医療費の抑制に努めてまいります。また、保険制度の意義を広く認識させ、保険税の自主納付を促すため、積極的な広報活動を展開いたします。新年度は、国保年金課を新たに設け、国民健康保険ならびに国民年金事業の健全な運営を図っていきたいと考えております。
町民の笑顔のあふれる町は何よりも、家族の健康、町民の健康、快適な生活環境がその基本にあります。本町は、長期にわたり町民総参加の健康づくりと取り組んでまいりました。その成果は個々人の健康だけでなく、地域の健康、さらには地域社会の美化にまで及び、内外から高い評価を得ております。新年度は、これまでの成果をふまえ、健康づくりのさらなる進展をめざし諸事業に積極的に取り組んでまいります。
4.快適なまちづくり
暮らし良い快適な生活環境の実現は、地域住民の大きな願いであります。行政としても最重要課題のひとつとして認識し、住民の多様なニーズに的確に対応すべく努力を重ね、これまで種々の施策を講じてきました。人口の増加、混在化、都市化が急速に進行している現在、本町の将来像をみすえた整備を行なっていかなければなりません。恵まれた自然と地域住民の生活が調和するふるさと、町民相互が連帯感を持って暮らせる町づくりをめざし、コミュニティー事業などの諸事業、諸施策を今後とも推進してまいります。
本町の集落は、おおむね集村形態となり、国道を軸として平担低地を中心にしています。中には斜面城への立地もみられ、それぞれ特徴ある形態を呈しています。
これまで生活道路、排水路、遊び場、広場、集会施設、街灯などを計画的に整備してきました。集落環境も大幅に改善されてきておりますが、新年度も佐敷・仲伊保線の改良をはじめ農村総合整備モデル事業、地域環境整備事業等による各字の集落道、集落排水施設の整備を行ない、住み良い環境づくりに努めてまいります。
周知のとおり,本町の公園面積は県下でも上位にランクされており、新開スポーツ公園、冨祖崎公園などは住民の健康づくりの場、コミュニティーづくりの場として大きな役割を果たしています。また、農業構造改善センターや学習等供用施設についても、各地域の集会、研修施設、住民の交流の場として有効に活用され、地域の振興、発展に大きく役立っております。今年度は、待望の勤労者体育センターも建設されますので、体育・文化の向上、地域住民の健康増進に大きく貢献するものと期待しているところであります。新年度は、冨祖崎に学習等供用施設を建設するとともに、公園の管理運営の充実に努めてまいります。
対米請求権事業につきましては、これまで児童公園やゲートボール場を建設し、地域でのコミュニティーづくりを推進してまいりましたが、新年度は屋比久ゲートボール場を設置して、お年寄リの健康づくりに役立てたいと考えております。
心豊かなふるさとづくり運動は、当初の取リ組みの成果が町内随所で見られるようになっておりますが、組織、内部体制の強化を図りながら、引き続き活動を展開してまいります。
「交通死亡事故ゼロの町宣言」を行なった本町では、宣言の意義を広く内外に訴え、交通道徳の周知徹底を図るため、今年度、交通安全広告塔、看板の設置をはじめとする交通安全対策を実施してまいりました。町民の安全な暮らしの創出と事故防止に向け、新年度も引き続き交通安全対策に積極的に取り組んでまいります。
水道事業の運営につきましては、年々多様化する町民の日常生活に対応するため、これまで給配水管の改良および整備等を行なってまいりましたが、本町には高台地域対策をはじめ小口径管地域の給水不良の解消、老朽給配水管の改良など、整備しなければならない事業がまだまだ山積しております。
そこで新年度は、町の水道事業整備計画に基づき、老朽化した配水管の改良工事を柱として、引き続き高台地域対策、給水不良地域の解消に努め、町民が等しく水の恩恵に浴せるよう最大の努力をしてまいりたいと考えております。
おわりに
平成2年度の町政執行の基本方針と施策のあらましについて、ここに4つの大綱のもと述べてまいりました。執行にあたっては、地方財政の厳しい現況下ではありますが、町民生活の向上、町勢の発展をめざし、さらに、本町の将来像をみすえての努力をおしまない決意であります。
諸産業の基盤整備、振興はもとより、マリンタウンプロジェクト構想の推進、実現、佐敷シーガーデン構想の推進、沖縄厚生年金休暇センターのオープンと関連した地域活性化策の整備、促進など、本町の将来にとって重大な意義を持つ事業・施策を今後とも積極的に推進していかなければなりません。
新年度は、町制施行10周年という節目にもあたり、記念事業も実施いたします。この節目をまちづくりの新たなステップととらえ、諸施策を町民の皆さまのご理解とご支援のもと職員一丸となって推進してまいります。行財政の効率的かつ健全な運営のために、新年度も事務事業等の点検、見直しを進め、経費の節減合理化、職員の研修による資質の向上を図ってまいります。
町民生活の発展、向上、町勢の進展に向け、以上、私の所信を表明し、諸議案を提出いたします。町民各位のご理解と議会議員各位の心からのご協力を賜ることをここにお願い申し上げます。
平成2年3月12日
佐敷町長 山城時正