なんじょうデジタルアーカイブ Nanjo Digital Archives

国保質問箱22  医療保険加入は国民の努めです

質問 
健康保険手帳を切り替えるようにとの通知が最近届いたんですが、私は病気もあまりしないし、保険税も高いので、この際健康保険をやめようと思っているんですが…。

お答え 
私たちが住んでいる日本は国民皆保険といいまして、国民全員が誰でもいつでも何らかの医療保険に加入していないといけないということが法律で定められています。ですから、医療保険加入は義務であって、やめたいからやめるとか、そういうことのできない強制加入であるということなんです。

質問 
私の友だちは最近まで社会保険に加入していたんですが、会社を退職して収入も減ったので、しばらくの間は何の保険にも加入したくないと言っていましたが…。

お答え 
加入したくないとか忘れたとか言って国保加入の手続きが遅れる方がいます。しかし、加入年月日は本来加入すべきであった会社退職日にさかのぼりますので、保険税もさかのぼって課税され、届出が遅れれば遅れるほど損をしてしまうことになります。

質問 
届出が遅れるとその期間は手帳はもらっていないことになりますね。それでもその期間の保険税は払わないといけないのですか。

お答え 
届出が遅れるということは、法律上はその期間の保険給付を受ける権利を放棄したものとみなされますので、手帳を受け取っていなくても保険税は支払わなければならないという、その方にとってとても不利益な状態になるのです。ですから、皆さんには、「国民皆保険」という大原則を認識していただいて、誰もがいつでも安心して保険給付が受けられるよう、正しい届出、そして確実な納税をしていただきたいと思うのです。

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大分類 テキスト
資料コード 008442
内容コード G000000587-0012
資料群 旧佐敷町(佐敷村)広報
資料グループ 広報さしき 第152号(1990年3月)
ページ 7
年代区分 1990年代
キーワード 広報
場所 佐敷
発行年月日 1990/03/10
公開日 2023/11/27